しめ縄作り真心込め 宮城・塩釜神社、新年向け最盛期

塩釜市の塩釜神社で、新年に向けたしめ縄作りが最盛期を迎えている。準備するのは大小計約1000本で、13日は烏帽子(えぼし)に白装束姿の職員5人が境内の作業所で大しめ縄を作った。

 職員は器具を使って荒縄28本を2本により上げて稲わらを巻き付けた後、ねじり合わせて完成させた。大しめ縄は長さ6~10メートル、太さ15~30センチ、重さ50~80キロを計15本用意するという。

 しめ縄は神社の御神田で収穫されたひとめぼれと、利府町の農家が奉納したもち米の稲わら計約5トンを使用。準備作業は10月中旬に始まり、完成した大しめ縄は今月20日に拝殿などに飾り付け、新年を迎える。

 鈴木重和権禰宜(ごんねぎ)(50)は「熟練の技術を持った職人が真心を込めて作っている。麗しくかけ替えられた『しおがまさま』にすがすがしい気持ちでお参りしてもらいたい」と話した。

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