SNSで知り合った10代の女性にわいせつな行為を撮影させ、その映像を送信させたとして、30歳の男が再逮捕されました。7月の改正刑法で新設された「映像送信要求罪」が適用されたのは、宮城県ではこれが初めてのケースとなります。
再逮捕されたのは、住居不定無職の中西和真容疑者(30)です。警察によりますと、中西容疑者は9月10日午後11時半ごろ、SNSで知り合った10代の女性にわいせつな行為を撮影させたうえ、その映像を自らのスマートフォンに送信させた疑いなどが持たれています。警察は、被害者保護の観点などから中西容疑者の認否を明らかにしていません。
中西容疑者は、仙台市に住む10代の女性を、未成年者と知りながら連れ出した疑いでも逮捕されていて、押収したスマートフォンの解析などから今回の逮捕に至ったということです。
映像送信要求罪はSNSを通じて少年・少女が性犯罪の被害に遭うケースが増えたことから、7月施行の改正刑法で新設されたもので、県内での適用は初めてだということです。
警察は、他にも余罪がないかなど、さらに調べを進めています。