仙台市が道路の冠水を知らせるセンサーの設置を検討

仙台市議会12月定例会は14日、本会議を開き、一般質問を始めた。市は頻発する豪雨災害を踏まえ、線路をくぐるアンダーパスなどの道路の冠水を知らせるセンサーの設置を検討する考えを示した。

 山下純議員(市民フォーラム仙台)の質問に答えた。山下氏は埼玉県越谷市が6月の豪雨被害を受け、冠水の恐れがある市内50カ所にセンサーを取り付けた事例を紹介。道路が一定の深さの水に漬かると市にデータが送られる仕組みで、市は通行止めなどの規制を速やかに講じられるという。

 佐藤秀樹建設局長は「通行者の安全確保に役立つ。費用や効果を調査し、検討を進める」と述べた。

 仙台市は2024年度、窓口への申請書提出など市民が不便に感じる行政手続きを募り、オンライン化を図る「デジタル改善目安箱」を開設する方針を示した。今年1月に始めた福岡市の取り組みを参考にする。

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