年間外食支出額で全国トップを誇る山形市のラーメンを広くPRしようと、市内のラーメン店などが、2月8日を「山形市ラーメンの日」と定めた。2022年度の国の統計で2年ぶりに首位に返り咲き、市が「聖地」を宣言した日にちなんだ。来年2月上旬にPRイベントを初めて開く。
ラーメン店など153団体で構成する「『ラーメンの聖地、山形市』を創る協議会」の発足総会が12日夜に市内であり、店主ら約80人が出席。昨年秋から有志で活動してきた協議会の体制を決め、グッズの作成など当面の活動を確認した。イベント内容は今後、検討する。
会長に就いた「麺辰」の店主鈴木敏彦さん(47)は「行政や多くの店の協力を得て、ラーメンを通じた観光誘客に取り組みたい」と意気込んだ。
山形市は21年度、総務省家計調査のうち外食の中華そば(ラーメン)支出額で新潟市に抜かれ、前年度まで8年連続で守った首位の座を明け渡した。22年度は行政も消費拡大をPRし、日本一を奪還した。