東北大雨宮キャンパス跡のイオンモールは来年3月着工 25年中に開業も

イオンモールが仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパス跡地に計画する大型商業施設「イオンモール仙台雨宮(仮称)」が2024年3月の着工、25年9月の完成を予定していることが18日、分かった。同社が工事の概要を周辺住民に文書で伝えた。早ければ25年内にも開業する可能性がありそうだ。

 

 約3万3140平方メートルの敷地に、鉄骨造4階の店舗棟と鉄骨造6階の駐車場2棟(延べ床面積計約7万5285平方メートル)を建設する計画。店舗棟にはイオン東北の食品スーパーやテナントが入居する。

 駐車場は計1280台を収容。敷地の南側と東側の2カ所に車両の出入り口を設ける。

 イオンモールの担当者は取材に対し「具体的な開業時期などはまだ決まっていない」と話した。

 イオンモールは13年8月、キャンパス跡地を約220億円で取得した。北側にマンション2棟が完成。西側には24年5月にも仙台厚生病院の新病棟が移転開業する見通し。

イオンモール/仙台市堤通雨宮町・新規出店計画/設計・施工は福田組/東北大農学部跡地にS6F、延べ約7.5万㎡

イオンモール(千葉市美浜区中瀬1の5の1 岩村康次取締役社長)は、仙台市青葉区堤通雨宮町に「イオンモール仙台雨宮」(仮称)の建設を計画しており、福田組が設計・施工を担当する。来年3月の着工、2025年9月の完成を目指す。

施工地は青葉区堤通雨宮町10の3地内の敷地3万3140・93平方㍍。以前は東北大学農学部雨宮キャンパスがあった場所で、東側は愛宕上杉通、南側は北六番丁通に面した区画。

ここにS造6階建て、延べ7万4786・26平方㍍の物販店舗および駐車場を整備する。基礎は直接基礎を採用。建物の高さは24・4㍍。

なお敷地内の西側隣接地には一般財団法人・厚生会の仙台厚生病院が建設され、来春に移転・開院するほか、北側には住友不動産と野村不動産によるマンションが完成している。

郊外型の店舗を展開してきたイオンモールにとって、市街地中心部といえるエリアへの進出となり注目される。

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