宮城県アンテナショップ サンド伊達さん「俺やろうかな」発言に知事「お金以外は全力支援」

宮城県が東京・東池袋のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」を2024年度中に閉店する方針を巡り、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんがラジオ番組で「俺、やろうかな」と存続の道を探る発言をしたことについて、村井嘉浩知事は19日の定例記者会見で「大変ありがたい申し出。もしやってもらえるなら、お金以外の支援は全力でさせてもらう」と語った。

 県は今年1月に設置したアンテナショップのあり方に関する有識者懇話会の議論を受け、「社会環境の変化に柔軟に対応するため」として、ふるさとプラザの閉店を決定。15日にあった県議会11月定例会農林水産委員会で閉店方針を明らかにした。

 伊達さんは16日のラジオ番組でこの話題に触れ「村井知事、聞いてるかな。これはなくしたら駄目」「誰もやらないなら、俺、やろうかな」と発言。富沢たけしさんも「番組で何がおいしいと言うと、買いに行ってくれるリスナーもいた」と惜しんだ。

 テナントの賃料などが年間1億3000万円を超えていることに関しても伊達さんは「もっと安いところがあるはず。需要あるはずだし、他のところでやろうぜ」と語っていた。

 「私もラジオを聞いた」という村井知事は「早速、会社(所属事務所)にどこまで本気なのか確認するように職員に指示した。サンドウィッチマンさんにアンテナショップをやってもらえるなら、すごいことになる。心からエールを送りたい」と期待感を示した。

 閉店の背景については「費用対効果をどう見るか。(賃料などで)1億3000万円を使い、(売り上げに応じて運営委託先から)戻ってくるのは1000万円ぐらい。1億2000万円を別に振り向けることで、もっと大きな効果が出ると考えた」と説明した。

タイトルとURLをコピーしました