ダイハツ工業本社に国交省が立ち入り検査 安全性試験で不正データを使用 全車種で出荷停止 報告内容に間違いがないか調査

 ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題で、21日、大阪府池田市の本社に国交省が立ち入り検査に入りました。 【画像を見る】国交省職員らは複数人でダイハツ本社へ  21日午前9時前より、大阪・池田市にあるダイハツ本社で道路運送車両法に基づき国土交通省の職員らによる立ち入り検査が行われていて、報告内容に違いがないかなどを調査しています。  ダイハツ工業は車の安全性を確認するための衝突試験を正しく行わず、不正なデータを用いて国の認証を取得していたことが明らかになっています。  第三者委員会による調査の結果、不正は1989年から確認されていて新たに25の試験項目で174の不正があったことが判明しました。  不正は生産を終了したものも含め64車種にのぼり、ダイハツブランドのみならず、OEM供給しているトヨタ、マツダ、SUBARUの車も含まれるということです。  ダイハツは国内外で生産中のすべての車種の出荷を停止しています。

会見でダイハツ社長が謝罪「不正行為を生んだ責任は経営陣」

20日の会見の様子

 12月20日、ダイハツ工業などは会見を開き「不正を生み出す環境を作ったのは経営陣」などと話しました。  (ダイハツ工業 奥平総一郎社長)「その(不正)行為を生み出す環境を作った責任は経営陣にあります。自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止めております」

【新たに不正発覚した車種一覧】

MBSニュース

生産中の車種は以下の通りです。このほか生産終了や海外モデルでも発覚しています。 1 ミラ イース ダイハツ 2 ピクシス エポック トヨタ 3 プレオ プラス SUBARU 4 タント ダイハツ 5 シフォン SUBARU 6 タフト ダイハツ 7 ムーヴ キャンバス ダイハツ 8 コペン ダイハツ 9 コペン トヨタ 10 ハイゼット カーゴ(デッキバン含む) ダイハツ 11 アトレー(デッキバン含む) ダイハツ 12 ピクシス バン トヨタ 13 サンバー(バン) SUBARU 14 ハイゼット トラック ダイハツ 15 ピクシス トラック トヨタ 16 サンバー トラック SUBARU 17 ロッキー ダイハツ 18 ライズ トヨタ 19 レックス SUBARU 20 トール ダイハツ 21 ルーミー* トヨタ 22 ジャスティ SUBARU 23 グランマックス ダイハツ 24 タウンエース* トヨタ 25 ボンゴ マツダ 26 プロボックス* トヨタ 27 ファミリア バン マツダ (*過去「ルーミー」は「タンク」、「タウンエース」は「ライトエース」、「プロボックス」は「サクシード」という名称でも販売 販売開始年月など、詳細はダイハツHPなどで確認してください)

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