トヨタ、米国で100万台リコール エアバッグのセンサーに不具合

北米トヨタ自動車は20日、米国で約100万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。助手席に備えつけられたセンサーの不具合によって、車の衝突時にエアバッグが設計通りに作動せず、けがを負うリスクが高まる可能性があるとしている。

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 対象は、トヨタブランドではSUV(スポーツ用多目的車)「RAV4」やセダン「カムリ」の2020~21年モデルなど。高級車部門のレクサスブランドではセダン「ES350」の20~21年モデルなどが含まれる。

 このほか、22~23年モデルのSUV「カローラクロス」約1万2600台もリコールする。ダッシュボードの不具合でエアバッグが適切に作動しないおそれがあり、過去にリコールした。だが、検査の問題によって一部の車に改善措置が実施されていない可能性があり、再検査するという。

 今回のリコールに関連したけが人や死者の有無は今のところ公表していない。トヨタはいずれも、来年2月中旬までに顧客に通知するとしている。(ニューヨーク=真海喬生)

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