仙台市 咽頭結膜熱が最多に インフルエンザは5週ぶり減

仙台市では今月17日までの1週間で、インフルエンザの感染者数は前の週から減少に転じたものの、依然として警報基準を上回っています。
一方、子どもを中心に流行が続く咽頭結膜熱の感染者数は調査開始以降で最も多くなりました。

仙台市では44の医療機関が市内5つの区にある保健所の各支所に感染者数を報告し、毎週水曜日に公表しています。
それによりますと、今月17日までの1週間のインフルエンザの感染者数は1667人で、前の週(2069人)に比べて402人減り、5週ぶりに減少に転じました。
しかし、1医療機関あたりの感染者数は37.89人で、依然として警報基準の30人を上回っています。
14歳以下の感染が8割近くを占めているということですが、今後は、ほかの年代にも感染が広がる可能性があるということです。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出るウイルス性の感染症である咽頭結膜熱の1医療機関あたりの感染者数は4.30人と、前の週(2.70人)と比べて1.60人増えて警報基準の3を上回り、1999年の調査開始以降最も多くなりました。
6歳以下の感染が8割を超えていて、重症化することもあるということです。
新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は2.32人で、前の週(2.20人)をやや上回りました。
仙台市の担当者は「手洗いやうがいなどの基本的な感染対策を徹底するとともに、体調がすぐれないときには無理な外出を控えてほしい。エアコンを使用する頻度が高くなる中でも窓を開けるなどして換気をすることが有効だ」と話しています。

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