仙台市バス 来年春ダイヤ改正で7割の路線減便

仙台市交通局は、市バスの利用者が新型コロナウイルスの感染拡大前に戻っていないことなどから来年春のダイヤ改正で全体の7割の路線で減便することにしました。

仙台市交通局によりますと昨年度の市バスの利用者数は3192万人あまりで新型コロナウイルスの感染拡大前の令和元年度と比べると8割程度にとどまっているほか、バスの運転手などの時間外労働の規制が強化されるいわゆる「2024年問題」で今後、運転手の不足が見込まれるということです。
このため、来年4月のダイヤ改正では44路線のうち7割にあたる30の路線で本数を減らして運行することにしました。
特に平日の夜や土曜日で利用者が戻っていないということで、▽午後8時から9時台の便を298便から44便、率にして14.8%減らすほか▽午後10時台が45便から2便、率にして4.4%減らします。
また、▽土曜日は、2566便から合わせて91便減らして2475便となります。
仙台市交通局は、「利用者には不便をかけるが、市バスの維持のためにご理解いただきたい」としています。

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