石山順征さん「ジュノン・コンテスト」で栄冠 宮城・利府出身 東北学院高サッカー部でも活躍

菅田将暉さんや武田真治さんらを輩出した若手俳優の登竜門「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の本年度大会で、宮城県利府町出身で東京都内の大学に通う石山順征(じゅんせい)さん(18)がグランプリに選ばれた。石山さんは「チャンスを生かし、唯一無二の俳優になりたい」と意気込む。

「唯一無二の俳優を目指す」

 コンテストは主婦と生活社(東京)が主催し、全国から1万5155人の応募があった。約半年間の活動で書類選考や自己PR面接などを通過した15人が、11月26日に都内で開かれた最終選考会に臨んだ。

 石山さんは選考会のために練習したドラム演奏や堪能な英語のスピーチで審査員にアピール。頂点に立ち「初めは信じられなかった」と振り返る。

 サッカー選手としての経歴も華やかで、小学6年から4年連続で県選抜に選ばれた。3月に卒業した東北学院高ではサッカー部に所属。ミッドフィルダーとして昨年11月の全国高校サッカー選手権県大会でチームの準優勝に貢献した。

 コンテストは高校2年の時に初挑戦したが、部活の都合で途中辞退した。大学1年となった今年、再チャレンジして栄冠をつかんだ。大学では英語を専攻し、芸能界で活躍の場を広げられるよう学業に励む。

 主婦と生活社の担当者は「向上心や目標が高く、謙虚な性格や顔立ち、演技など全てに高い潜在能力を秘める」と太鼓判を押す。

 今月10日、石山さんは帰省して高校時代のサッカー部の監督やチームメートに受賞を報告した。「サッカーを通して努力の大切さを学んだ。全力を尽くして俳優を目指し地元宮城のPRにも一役買いたい」と新年に向け飛躍を誓う。

 東北出身者でグランプリに輝いたのは、ともに俳優となった2010年度の上遠野太洸(かとおのたいこう)さん(31)=仙台市=、21年度の斎藤璃佑(りゅう)さん(19)=秋田県横手市=に続き3人目。

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