ホンダは21日、小型のスポーツ用多目的車(SUV)「WR―V」を来年3月22日に発売すると発表した。インドで生産して輸入する。ガソリン車のみで希望小売価格は209万8800円から。
国内のSUV市場で250万円以下の価格帯へのニーズが拡大していることに対応。インドで販売するモデルをベースに、安全運転支援システムを強化するなど日本向けに開発した。ホンダがインド製の乗用車を輸入するのは初めて。
WR―Vはコンパクトで小回りが利き、視界の良さや後部座席の広い空間が特徴。路面からの高さは約20センチで、未舗装の道路や段差を走行する際のストレスを軽減したという。荷室の容量は458リットル。
主に20〜30代のSUVを初めて購入する層を取り込み、月間3千台の販売を目指す。(池田昇)