鈴木竜也監督 短編アニメ上映会 来月5日・仙台でスタート

仙台市を拠点に活動する鈴木竜也監督の短編アニメーション映画などを特集した上映会が来年1月5日、青葉区のフォーラム仙台で始まる。鈴木監督が2023年度宮城県芸術選奨メディア芸術部門で、新人賞を受賞したのを記念した企画だ。

 「三人の男 MEAN ANIMATION」と題して、鈴木監督が原案から映像、編集なども担ったブラックコメディーの映画とミュージックビデオの計3作を上映する。43分。作品と作品のつなぎに、鈴木監督の趣向を凝らした映像も流す。

 「MAHOROBA」は、ブラック企業に勤める男性のシュールな東京脱出劇。下北沢映画祭でグランプリを獲得した。

 「無法の愛」は新千歳空港国際アニメーション映画祭で、日本グランプリを受賞。はみ出し者の男女を巡る奇想天外な物語で正義、善とは何かなどを問う。

 「yoidore」は、ロックバンドのthe dust.のミュージックビデオとして作った。

 鈴木監督は1994年仙台市生まれ。東北芸術工科大デザイン工学部映像学科卒。新型コロナウイルス禍を機に独学でアニメ技術を学び、独創的な作品を生み出し注目を集めている。

 5~8日に鈴木監督の舞台あいさつがある。入場料1000円。(沼倉淳)

タイトルとURLをコピーしました