12月26日配信のニュースサイト「文春オンライン」記事により、ダウンタウン・松本人志に“性加害疑惑”が浮上。同27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で詳報されているが、衝撃的なニュースにもかかわらず、他メディアの“後追い報道”がほぼ出ておらず、ネット上では疑問の声が上がっている。
今年9月に還暦を迎えた松本は、名実ともにお笑い界のトップに君臨。私生活では2009年に19歳年下の元タレント女性と結婚し、10年に第1子女児も誕生しているが、今回「文春」は、15年に松本から性行為を強要されたという女性の告発記事を掲載した。ただし、直撃取材を受けた松本本人は完全否定。記者に対し、「証拠」を出すように迫ったという。
「『文春オンライン』が記事の一部を公開した時点で、ネットユーザーは大騒ぎになっていた。同日深夜に生放送されたTBSラジオの『爆笑問題カーボーイ』冒頭で、パーソナリティの爆笑問題が軽くネタにしていたものの、テレビや新聞などのメディアは、今回の『文春』報道についてほぼ黙殺している状況です」(芸能ライター)
松本人志の性行為強要疑惑、ほとんどのメディアが記事化見送りのワケ
芸能人の不貞疑惑、しかも性行為強要疑惑となれば、各メディアから後追い記事が続出しそうなものだが、現状では、ニュースサイト「アサ芸プラス」が扱っているのみ。その結果、ネット上には、「なぜほかの媒体はニュースにしない?」といった疑問の声が相次いでいる。
「やはり松本は超大物ですし、所属の大手プロ・吉本興業への“忖度”が発動し、ほとんどのメディアが記事化を見送っているのでしょう。現場の記者間でも『記事にして、あとあと上層部から注意されたら面倒』といった意識が働いているといいます。一方、いくら『文春』が大々的に報道したとはいえ、『起こったのが8年前だし、松本も否定している。“誤報”の可能性もなくはない』『後追いすることでこのニュースを拡散してしまうのは、現時点では危ない』と、慎重になっている社もあるようです」(同)
松本もしくは吉本が「文春」報道に対し、何らかのリアクションをすれば状況は変わるかもしれないが、このままスルーを続けるのか。年末年始、ダウンタウンが出演する番組は多いだけに、視聴者はモヤモヤした気持ちを抱えたままになりそうだ。