お笑いタレント「ダウンタウン」の松本人志さん(60)に関する性的スキャンダルが週刊文春で報じられ、松本さんに女性を紹介したとされたお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬さん(50)の動向に注目が集まっている。
そんな中で、スピードワゴンのラジオ出演が番組の公式X(旧ツイッター)で消えていたとされて、X上で騒ぎになった。結局、小沢さんらは出演したが、報道を念頭に困惑したような様子も見せた。
スピードワゴンの小沢一敬さん
小沢さんの所属事務所「私どもからお話しすることはございません」
2023年12月27日発売の週刊文春1月4日・11日号は、松本さんが15年、小沢さんに複数の女性を紹介されて、東京都内のホテル内で性的行為を行ったなどと報じた。誌面の内容は12月26日にウェブサイトでも報じられた。
小沢さんらスピードワゴンの2人は、27日のニッポン放送のラジオ番組「ナイツ ザ・ラジオショー」で14時台にゲスト出演すると、前日26日の番組Xで紹介されていた。ところが、27日朝になって、番組Xでは、14時台の出演が書かれずに投稿され、スピードワゴンの名前が消えたと、X上で大きな話題になった。文春の報道に関連して、2人の出演が見送りになったのではないかと推測する声も相次いだ。
一方、松本さんが所属する吉本興業は27日、「一部週刊誌報道について」と題してお知らせを出し、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」と説明した。文春報道を指しているとみられ、「今後、法的措置を検討していく予定です」とした。
また、スピードワゴンが所属するホリプロコムは同日、「私どもからお話しすることはございません」とマスコミ取材に答えたと報じられ、J-CASTニュースの取材にも同様にコメントした。
ラジオ番組のXではその後、14時台にスピードワゴンが登場すると再度告知し、実際に、2人は番組に予定通り出演した。ただ、2人は、文春報道には直接触れなかったものの、騒動を意識しているのではないかとみられる発言があった。
報道陣を警戒?「来たら、いっぱいいると思った」
スピードワゴンの2人がスタジオに現れ、「よろしくお願いしま~す」とあいさつして話し始めると、小沢さんの相方、井戸田潤さん(51)が「しゃべれないこといっぱいあるんだから」と意味深なことを漏らした。
番組パーソナリティのナイツ塙宣之さん(45)が、盛り上がった漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」を振り返ろうと提案すると、小沢さんは、こうこぼした。
「早いけど、何か助かった。助かるのも変だけど」
文春報道で小沢さんに話を聞こうと記者が集まる状況を指すのか、井戸田さんが「来たらさ、いっぱいいるだろうなと思った」とニッポン放送の1階入口に来たときのことを話す。そして、建物の角を曲がるところまでサングラスをしていたが、見栄えが悪いと思って慌てて取ったとした。写真を撮られるときに、自分がサングラスで威嚇してきたと思われるのも嫌だったという。しかし、入口には誰もいなかったと明かした。
一方、小沢さんは、「俺も、コロナ禍以降、久しぶりに今日マスクして来た」と明かした後、すぐに「こんなこと言っている場合じゃないんだよ」とぼやいていた。その後しばらくしてから、塙さんから提案されたM-1の話題に移った。
こうしたやり取りが番組内であったように、記者が集まることを警戒するなどして、小沢さんらの出演見合わせを検討することがあったのだろうか。そのために、番組のXでは、スピードワゴンの出演が一時伏せられたのか。
こうした点について、小沢さんらが所属するホリプロコムに聞くと、「そういったことは、特にありません。通常通りの出演になります」との答えだった。