能登地震の被災地へ給水隊6人派遣 東北整備局

最大震度7の揺れを観測した石川県能登半島地震を受け、東北地方整備局は4日、北陸地方整備局(新潟市)の要請を受け、給水活動に当たる緊急災害対策派遣隊(テックフォース)の職員6人を派遣した。給水機能がある散水車2台も出動した。新潟、富山両県などで11日まで活動する。

 東北地方整備局の本局と仙台、秋田両河川国道事務所から各2人を新潟、富山両市に送り出した。散水車は、いずれも6300リットルの水を供給できる。

 北陸地方整備局で2人が情報収集し、4人が被災現場に出向いて作業する。活動は5日に始める。要請に応じて追加派遣も予定している。

 仙台市青葉区の東北地方整備局で出発式があり、安部賢副局長は「広範囲で被害が確認された。被災者に寄り添い、しっかりと対応してほしい」と激励した。

 隊長で企画部施工企画課の佐藤英樹課長補佐は「被災地の方々が1日でも早く安全、安心な生活を取り戻せるよう、これまで培ってきた経験、知識、技術を生かし全力で活動する」と決意を述べた。

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