「撮れ高あるんすよ」煉獄コロアキ 奥能登入り前に語った“悪質目的”にネット激怒…“自衛隊の車に乗る”宣言まで

1月1日に能登半島を襲った巨大地震。石川県は8日午後に死者168人、安否不明者は323人に上ると発表した。いまだ余震も続くなか、震災発生から1週間も経たない内に被災地入りをした人物が。それは、私人逮捕系YouTuber・煉獄コロアキこと杉田一明氏(41)。

石川県も公式サイトで《能登方面への不要不急の移動は控えて!》《個人からの義援物資は、受け付けていません》と注意喚起していただけに、非難の声は後を絶たない。そんななか杉田氏の被災地入りに、“よこしまな目的”が浮上しているのだ。

まず5日に、同じく私人逮捕系YouTuber・中島蓮こと今野蓮氏らとXで支援物資を募っていた杉田氏。別のポストでは《逮捕されてからガチで金がありません 皆様レンタカー代、ガソリン代、食事代、ホテル代、生活費支援お願いします》と呼びかけ、振込み先口座を公開していた。

そんな杉田氏が石川県に到着したのは、翌6日だったようだ。7日には金沢市で、男性用セルフプレジャーアイテム「TENGA」をはじめとする支援物資を届けたと報告。さらに人気漫画『鬼滅の刃』のキャラクター・煉獄杏寿郎のコスプレ姿で、がれきに腰掛けて記念撮影した写真を投稿。他にもコスプレ姿で、支援物資の保管倉庫を見学する様子を収めた動画を投稿していた。

そんな杉田氏だが、支援物資を届けた後も被災地に残っていたようだ。7日午後に、アップの自撮り写真とともにこう宣言したのだった。

《今までありがとうございました! ここでお別れです。俺は1人でも奥能登向かいます  絶対に辿り着いてみせる! 俺は俺の責務を全うする! 石川県にいる者は誰も死なせない!! 今こそ力を貸してくれ 煉獄杏寿郎》

■「撮れ高あるんすよ、奥能登」「自衛隊が乗っけてくれるから」

人気キャラクターの名前を持ち出し、能登半島の最北端に向かうと威勢よく意気込んだ杉田氏。だがそのいっぽうで、背景には“仲間割れ”もあったようだ。

杉田氏に同行者した男性は7日夕方に更新したXで、《明日仕事あるので、帰る予定で撮影してたら、煉獄先生が奥能登に行くと言い出して止められず1人で向かっていっちゃいました》と報告していた。

そして問題視されているのは、このポストに添えられた動画内で杉田氏が男性を引き留める一幕だ。動画では以下のように、東京に帰ろうとする男性と杉田氏とのやりとりが収められていた。

――杉田氏「いやいや、待ってください。まだ行きましょうよ。あの、奥能登。最前線行きましょうよ。せっかくここまで来たんすから。もう近くじゃないですか、奥能登なんて」

――同行者の男性「今から無理じゃないですか……」

――杉田氏「今からいかないと、やっぱ。撮れ高あるんすよ、奥能登。俺もう一人で行きますよ。(あなたが)行かなかったら、もう」

――同行者の男性「ちょっと僕は……。それは危ないっすよ」

――杉田氏「自衛隊の車乗っていきますよ。救急車もあるんで。自衛隊の車も。ヒッチハイクして行くんで、あいつらの車で。あいつら乗せてくれるんですよ」

男性が「危ない」「命に関わるかもしれない」と制止するのも無視し、「ここまで来てんだよ。何で最前線いかないの?」「俺、一人でも行くから」「自衛隊が乗っけてくれるから、あいつら」などと押し切っていた杉田氏。最後は誘いを断った男性にブチ切れたのか、荷物や着用していたウィッグを地面に投げつけていた。

しかし目的地には辿り着けなかったのか、直後に《仲間と喧嘩別れして歩きで奥能登向かってるけど寒くて死にそう》《北陸の雪を完全になめてたここで寝たら死ぬのかな》と後悔の念を投稿。《あいつら本当に帰りやがって》と悪態もついていたが、続くポストで仲間に助けを求めていた。

《Z李さん助けて中島蓮KENZO爆サイあとは頼んだ雪なめてた俺はもうここで終わりかめ道迷ったし車通らない寝たら死ぬだろ死んだらどうなるさよならはまだ言いたくない助けて》

被災地支援を謳っていたはずの杉田氏。だが本心では、語っていたように撮影・ロケなどで使える素材を指す「撮れ高」を目的に、被害が甚大な奥能登に向かおうとしたのだろうか――。先の動画はXで拡散しており、被災地を利用するような悪質さに改めて厳しい声が上がっている。

《自衛隊をあいつら、県の要請 を無視、撮れ高を気にする、 被災者の方を利用して売名行為、なんだこいつは?》
《煉獄コロアキって人マジで被災地の人の迷惑》
《流石に舐めすぎ、人の不幸を楽しんでるやろこいつ》

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