ウジエスーパー(宮城県登米市)の子会社ウジエデリカ(仙台市若林区)が商品化したフルーツアイスバーが、全国スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜(そうざい)大賞2024」スイーツ部門で全国1位となる最優秀賞を受賞した。スイーツ部門での最高賞は初めてで、関係者は「何度も試作を重ねた努力が報われてうれしい」と喜んでいる。
季節のフルーツ、もっちり食感で
最優秀賞になったのは「ぷるるん食感♪季節の葛(くず)(KUZU)バー」(税別280円)。完熟した旬の果物を使い、クズでコーティングした。半解凍で食べると、もっちりとした不思議な食感が楽しめるという。
冬季はミカンやリンゴなど5~8種類のフレーバーで販売しているが、季節ごと入荷状況に合わせた果物で製造する。
商品開発を担当した長根麻利亜さん(26)は「素材となる果物に合わせ、クズの甘みや軟らかさを調整するなど味のバランスに工夫を加えた」と話す。
最優秀賞のほかに、「石巻漁港とれたて!ホヤ飯」(同299円)など地元食材を使った4商品が各部門で入選した。お弁当・お惣菜大賞は全国のスーパーなどから応募があったデリカ商品を審査。今回は11部門に1万4992件の応募があった。
フルーツアイスバーはウジエスーパー佐沼本店、利府店、吉岡店など27店舗で販売している。