気分はサムライ、甲冑姿で街歩き 仙台中心部商店街で訪日客向けモニターツアー

 観光開発事業などを手がける「Wasshoi Lab」(ワッショイラボ、宮城県丸森町)は11日、甲冑(かっちゅう)姿で仙台市青葉区のクリスロード商店街を巡るモニターツアーを初めて実施した。インバウンド(訪日客)中心に仙台の街歩きの魅力を体験してもらう企画で3月中の商品化を目指す。

宮城・丸森の企業が企画、3月中の商品化目指す

 モニターツアーは「サムライアーマーシティーウオーキング」と題し、市内在住の2人が参加した。仙台藩祖伊達政宗と重臣片倉小十郎の甲冑を模した重さ15~20キロの武具を身にまとい、三瀧山不動院を参拝し、ずんだシェイクやひょうたん揚げの食べ歩きなどを楽しんだ。

 イタリア出身のユーチューバー、ダビデ・ビッティさん(38)は「本物に近い甲冑姿の食べ歩きは面白い経験になった。擦れ違う人から注目を浴びる感覚を多くの人に体感してほしい」と満足そうに話した。

 ガイドを務めたワッショイラボの後藤永行(ひさゆき)白石市担当マネジャー(35)は「甲冑を着て商店街を歩くツアーは全国でも珍しい。モニターツアーを踏まえ、より楽しんでもらえる商品に仕上げたい」と意気込んだ。

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