- 最近行われた世論調査によると、アメリカ人の62%が経済状況に不安を感じているという。
- 生活全般にお金がかかるようになったため、多くの人が自分ではそう感じていないにもかかわらず、お金を使い過ぎているようだ。
- 緊急時の貯蓄がなかったり、生活費がギリギリの状態だったりすることが赤信号だ。
お金はどこに消えてしまったのだろうか。安定した収入があっても、月末でもないのにお金が減っていると感じることはないだろうか。
経済的不安は現実のものとなっており、そう感じる人が増加している。超党派政策センター(BPC)のFunding Our Future Coalition(退職後のアメリカ人の生活を安定させるための活動をする組織)と金融サービス会社デイリーペイ(Daily Pay)の委託により、世論調査会社ハリスポール(Harris Poll)が実施した調査によると、現在の経済状況に不安を感じているアメリカ人は62%に上った。
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長引くインフレと生活必需品の高騰により、生活全般が割高になっている。筆者が取材してきた中で、多くの人が懸念しているのは、緊急事態が発生したときにうまく対応できるかどうかだ。また、生活費をすべて支払い、貯蓄に回せるだけのお金が残っているどうかを心配する人もいる。
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生活費の支払いに困っていたり、お金のことで悩んだりしている人は、自分ではそう感じていなくても、使いすぎている可能性がある。
ここでは、お金を使いすぎていることを示す4つの兆候を紹介する。
1.常にクレジットカードの負債を抱えている
クレジットカードの利用にはメリットが多い。カードの種類によっては、特典やポイント、さらにはキャッシュバックが得られることもある。しかし、これは請求額を全額返済できる場合にのみ有効だ。
クレジットカードに頼らないと支払えない、あるいは毎月一定の貯金を切り崩さないと支払えないという場合は使いすぎている可能性がある。
クレジットカードは収入の延長ではないので、収入が増えた気分になって使うべきではない。クレジットカードに頼り、きちんと返済できない場合は、予算と支出の習慣を見直す時期だろう。
2.自分のお金がどこに行くのか分からない
筆者がワシントンDCに住んでいた頃、黒人議員連盟が開催する毎年恒例のイベントに参加していた。イベントが終わって財布を見ると領収書の束があり、お金は消えていた。特別なイベントであればいいかもしれないが、そんな生活を日常的に送っていたら経済的に不安定になってしまう。
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お金の行き先が分からないと、つい使いすぎてしまう。そんな時は、毎月のお金の使い道を書き出すか、予算管理アプリ、あるいはエクセルのスプレッドシート(私も使っている)で支出を管理しよう。
3.緊急時のための資金がない
理想的なのは、3カ月から1年分の支出を緊急資金として蓄えておくことだ。たとえわずかでも、貯蓄は予算の一項目とすべきだ。貯蓄が全くない場合は、お金を使いすぎているという赤信号になる。
4.いつも給料日前はピンチ
給料をもらうと、次の給料まで残らないほど使い込んでしまう人は、お金を使い過ぎている。また、身の丈を超えた生活をしている可能性もある。生活費を支払い、食料品を買ったら何も残らないのであれば、お金の使い方や予算を見直す必要がある。
自問してみよう
- 借金はしていないか?
- 週に何度も外食やデリバリーをしていないか?
- たくさん買い物をしていないか?
- サブスクリプションの費用がかかり過ぎていないか?
これらはすべて、ギリギリの生活や使い過ぎの原因になる可能性があるものだ。
お金がいくらあっても足りないと感じているなら、それが真実だ! あなたは本当にお金を使い過ぎているのだ。