「尿入りボトル」の投げ捨てやめて 国交省が標識設置へ 宮城・越河の国道4号など

 宮城県白石市越河(こすごう)地区の国道4号に尿入りのペットボトルが捨てられる問題で、東北地方整備局仙台河川国道事務所は、現地にポイ捨て禁止を呼びかける標識を新設することを決めた。

 福島県境まで上り線だけ2車線になる約3キロ区間(地図)に、今月末までに標識5基を設ける。「運転手の方へ ごみ捨て禁止」などの文言にペットボトルのイラストを添え、上下線で注意喚起を図る。越河地区の手前の斎川地区にも早めのトイレ休憩を促す標識2基を置く。

 長距離トラックの運転手が用を足したペットボトルのポイ捨ては全国で問題化している。越河地区では河北新報の昨年8月の取材時点で、中身入り74本を含む125本のポイ捨てがあった。仙台河川国道事務所も10月25~27日、周辺の清掃で中身入り43本を含む223本を回収した。

 仙台河川国道事務所幹部は12日、取材に「越河地区は道路が広く、周りが田んぼでごみを捨てやすい環境だ。自治体や関係機関と連携し、運転手に働きかけていく」と話した。

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