仙台市は20日~2月29日、CGアニメのキャラクターとしてインターネットで活動するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)と仙台うみの杜水族館(宮城野区)との合同企画「Gurarium(グラリウム)」を展開する。英語圏で人気のVチューバーを館内の催しに起用する初の企画で、インバウンド(訪日客)の獲得を目指す。
チャンネル登録者数世界最多「がうる・ぐら」、インバウンド獲得目指す
連携するVチューバーは英語で歌を配信し、ネット上のゲームの様子も実況する「がうる・ぐら」。ユーチューブのチャンネル登録者数は442万人を超え、Vチューバーで世界最多とされる。サメを表現した服を着ていることなどが縁で、今回の企画が実現した。
期間中はイルカやアシカのショー、大水槽で飼育するマイワシの大群のショーに、がうる・ぐらの楽曲や音声を使う。館内7カ所のQRコードでは音声案内を流す。特注の関連商品の販売も予定する。
事業費は約1040万円。市は海の魅力を発信する観光庁の「ブルーツーリズム推進支援事業」の補助金も活用している。