「マチュピチュ村が日本の温泉街にしか見えない。きっと歩き疲れているんだろう」
【写真多数】世界を旅する投稿者が、感動したスイスの美しい景色
写真を投稿したのは、かど/ KAD 世界一周 グアテマラなう(@kad4ani)さん。
日本の温泉街によく似た、ペルーのマチュピチュ村のポストについて、驚きの声が殺到しました。
「恐ろしいほど日光鬼怒川に似てる」
「栃木民ですが、懐かしさを覚えました」
「ここに温度の高い温泉あるといいなぁ」
「箱根かな?有馬かな?」
それもそのはず、こちらのマチュピチュ村を作ったのはなんと日本人の野内与吉さん。福島県の裕福な農家に生まれ育った彼は、海外で成功したいという夢を抱き1917年に契約移民としてペルーへ渡ったといいます。
そしてマチュピチュの鉄道建設に携わり、村に発電所やホテルをつくり、村の発展に大いに貢献されたとのこと。現地の村人の信頼を得て、初代村長になったそうです。歴史と文化を感じますね…!
投稿された、かどさんにお話を聞きました。
ーーこちらは本当にあのマチュピチュなのでしょうか?
「はい、私が訪れたのは本当にペルーのマチュピチュです。この古代インカ帝国の遺跡は、その美しさと歴史的重要性で世界的に有名です」
ーーマチュピチュとマチュピチュ村とは違うのですか?
「マチュピチュとは、通常、有名な遺跡を指します。一方、マチュピチュ村(またはアグアス・カリエンテスとも呼ばれます)は、この遺跡の最寄りの集落で、多くの観光客が宿泊する場所です」
ーーマチュピチュとマチュピチュ村の距離は?
「両者は距離的には約9キロメートル程度離れており、バスや徒歩でアクセスできます」
ーーマチュピチュを見た時の率直なご感想をお聞かせください!
「マチュピチュの最初の一瞥は、私の心を根底から揺さぶる体験でした。その古代遺跡が目の前に広がる瞬間は、まるで夢の中に迷い込んだかのような感覚でした。霧に包まれ、時折その姿を現す神秘的な遺跡は、息を呑むほどの美しさで、私はただただ感動に打ち震えました。
マチュピチュは単なる石と土の集合体ではなく、その場所が放つ圧倒的なエネルギーと歴史の重みが、私の心に深い感銘を与えました。あの光景は、生涯忘れられないほど強烈な印象を私に残しています。
私にとってのマチュピチュはとても重要な遺跡です。なぜなら海外に興味を持ったのはテレビでマチュピチュを見たからです。あの時に覚えた感動より現実に目の前にしたマチュピチュの方がとても素晴らしいものでした」
ーー旅を始めようと思ったきっかけは?
「私の旅の始まりは、日本での日常生活に対する深い疑問と、内なる冒険心から生まれました。『世界はもっと素晴らしいものではないのか?』という思いが心を掻き立て、実際に自分の目で見て、体全体で感じて、その答えを見つけ出したいという熱い願望がわき上がりました。
私は、ただ座って想像するだけでは満足できず、直接世界を体験することによって、その多様性と美しさを自分自身で証明したいと強く感じたのです。この熱い衝動は、私を家の中から飛び出させ、未知の地へと駆り立てました。私の旅は単なる発見の旅ではなく、自分自身の限界を超え、真実の世界を体感するための情熱的な探求でした」
ーーこれまで訪れた中で最も感動したのは?
「私のこれまでの旅の中で最も心を震わせたのは、スイスのツェルマットとマッターホルン、そしてヒッチハイクでのスイス体験でした。ツェルマットの町は息をのむような美しさを持ち、その中心にそびえ立つマッターホルンの初めての眺めは、私の魂を揺さぶる体験でした。この象徴的な山は、地球の力強さと神秘性を体現するかのような圧倒的な美しさを放ちます。
ツェルマットの村は、その絵のような美しさと、周囲を取り囲む自然が、まるで夢の中にいるかのような感覚を呼び起こしました。この地での時間は、ただの旅行を超え、私にとって魂の深いレベルでの覚醒となりました。
さらに、ヒッチハイクでのスイス体験は、ただの移動手段以上のものでした。スイスの絵画のような風景、アルプス山脈の荘厳な山々、クリスタルのような湖、生命力あふれる草原は、地上の楽園を感じさせます。心を開いて地元の人々と深い繋がりを結ぶことで、この旅は予期せぬ経験と驚きに満ちた冒険の連続となり、自然の中で心の奥深くへの旅となりました。これらの経験は私の心の奥底に永遠に刻まれ、忘れがたい貴重な宝物となりました」
最後にかどさんは、このように話してくれました。
「私がこの旅を通じて学んだ最も重要な真実は、この世界が私たちが想像する以上に、深い優しさと親切で満ち溢れているということです。私のアカウントから発信されるストーリーは、この驚くべき事実を世界中の人々に届けるための使命を持っています。私は、世界各地で出会った人々の無限の温かさと慈悲深さを体験し、それを皆さんに伝えることで、誰かの心に希望の光を灯すことを深く願っています。
私の旅のエピソードが、たとえ一人の人の心を明るく照らすことができれば、それは計り知れない喜びです。私は引き続き、未知の地を探求し、そこでの貴重な体験と地球上の隠れた美しさを世界に伝えていきます。この旅は、世界の親切さと優しさを証明するための情熱的な冒険であり、人々の心に希望と感動を与えるための生涯の使命です。私は、世界がどれほど素晴らしい場所であるかを、心から伝え続けます」
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・今田 哲平)