今年、2024年は辰(龍)年です。12年に一度の、干支のパワーも重なる貴重な年に、龍神に強力な開運を祈ってみませんか。
古来、龍神の力を借りた多くの先人たちが願望を成就させ、成功を手にしてきました。数々の武将をはじめ、現代に至っても龍神を祀る神社を信仰する政財界人を挙げればきりがありません。ですが、数ある神の中で、なぜ龍神だったのか。その理由は、龍神の持つ神としての特性にあります。
ここでは、龍神や神様にまつわる著作を多数持つ大杉日香理さんの著書『龍神とつながる強運人生』より一部を再構成し、龍神の力を借りて運を上げ、どんな望みも実現する方法を紹介します。(初出:2021年12月15日)(初出時より改題、再構成いたしました)
運気には波がある
運の量が右肩上がりとなって、望む運気に乗って成功すれば、それに越したことはないかもしれません。
しかし、運気には「波」があります。
上昇すれば必ず下降する。これが大自然の摂理です。どんなに順調な人生にも、「今なんとなく運気が停滞しているな」「最近モチベーションが落ちてきたな」「このままでいいのかな」と感じる時がやってきます。つまり、「頭打ち期間」と呼べるものです。
運がいい状態が永遠に続くとしたら、人は傲慢になったり、マンネリ化してしまったりするものです。
頭打ち期間とは、そんな人間がさらなる飛躍を遂げるために、龍神があえて私たちの足を止めてくれている期間です。緩急をつけ、体力や実力をたくわえながら着実に進むことが、結果的に安定した成功へとつながります。
とはいえ、この時期は誰もが悩み、焦って右往左往します。
「今、足踏み状態だ、まずいぞ」と感じられる人は、感知力や分析力がある証拠です。
そんな「できる人」ほど、頭打ち期間に突入すると、「自分のやり方が間違っていたのではないか」と自らを責めたり、「突破口を探すために何か手を打たなければ」と焦って、不要なスキルを新たに学んだりしてしまうものです。
しかし、それではさらに混乱するだけです。
頭打ち期間が来たら、次のステージに上がるタイミングです。
この期間をどう過ごすかが、運気の波を乗りこなす大きなポイントになります。状況をネガティブに捉えるのではなく、成長している証拠だと捉えて、次のステップへの充電期間や作戦タイムにしてください。
「頭打ち期間」は3つある
頭打ち期間は、「トンネル期間」「踊り場期間」「扉の前に立っている期間」の3つに分けられます。
●トンネル期間:出口が見えず、暗中模索の日々が続く期間
●踊り場期間:能力の限界や、自分の器の小ささを感じる期間
●扉の前に立っている期間:次のステージが見えているのに進み方がわからない期間
それぞれに特徴がありますが、まず共通している攻略法をお話ししていきましょう。
やるべきことは完了させる
【1】今のステージでやるべきことを完了させる
頭打ち期間を突破して次のステージへ行くためには、現在のステージでやるべきことをきちんと完了しなければなりません。
しかし、頭打ち期間が訪れるほどの結果を出せた人たちは、思考力に優れ、アグレッシブに動ける人たちなので、自分の置かれたステージでだいたい8割くらいまでやるべきことをやってしまうと、こう考えます。
「このままやっても先は見えている」
「他にも自分にできることがあるのではないか」
「自分のやることにワクワクしなくなった」
初めは、やることなすこと新鮮でスタートダッシュできますが、状況を見通せる力があるので、人より早く限界が見え、第3コーナーを回ってゴール間近になると、慣れも手伝って情熱が感じられなくなってしまうのです。
しかし、実はそのタイミングこそ、次のステージへ行けるか行けないかのターニングポイントです。
100%完了しなければ、次の世界へ行けません。龍神は、すべてやりきったところで、新たな活躍の場を用意してくれるからです。
「やれることはすべてやってきたけれど、このままでいいのかな」と感じるようになった時こそ、「まだやり残したことがある」「この状況で学べることがある」と考え、やるべきことに真剣に取り組んでください。
そうすると、完了まで80%くらいだったメーターがスーッと上がって、「終了! 次のステージへ」と思える状況がやってきます。
オセロでいえば、ボードのすべてのコマを自分の色にするつもりで取り組めば、ゲームが完了し、新しいボードがボン! と目の前に現れるのです。
罪悪感より「残り20%」に目を向ける
【2】罪悪感を払拭する
頭打ち期間には、「こんなところで足踏みしてはいけない」と必ず罪悪感が芽生えます。仕事がテキパキできる有能な人ほど、罪悪感が出ると思ってください。
そもそも龍神が後押しするのは、他人のせいにしたり世の中を責めたりしがちなタイプよりも、自分で自分の責任を取って進んでいくタイプの人です。
そういう人が頭打ち期間に入ると、本来は冷静に状況分析して過去の失敗を教訓にできる人が、罪悪感に苛まれて負のスパイラルに陥ってしまいます。
たとえば、100の力で邁進してきたとしたら、その力をすべて使って今度は、「これではダメだ」と自分自身を攻撃してしまうのです。
しかし、残りの20%をしっかり完了させることで次のステージへ行けると知っていれば、不要な罪悪感に悩まされることもなくなります。
「過去」という財産を糧にする
【3】過去を振り返る
頭打ち期間に突入した人は、必ずこれまでのプロセスの中で、次のステージで使える「武器」や「強み」を獲得しています。
焦る気持ちや自責の念をコントロールして、自分が手にしているものを見直せば、過去はすべて未来への「資産」になります。それと同時に、これまでを振り返り、足りなかったところや修正すべきところを見直して取捨選択しましょう。
過去は、あなたへのプレゼントのようなものです。
記憶を振り返れば、自分の失敗や成功のパターンが見えてくるはずです。それらを書き出し、何を武器として取り入れればいいかを分析してみましょう。
新たなステージへの突破口を通過するためには、過去という財産を糧にして前進すればいいのです。
英気を養いながら、過去を振り返ったり状況分析したりして、冷静にこの見直し期間を過ごせば、新たなステップへの準備が整います。そうすれば、次のステージに進んだ時、大躍進を遂げられます。