ダイハツ工業の品質不正問題で国土交通省は19日、独自検証で5車種について安全性を満たしていると確認できたとして、同日付で出荷停止の指示を解除したと発表した。実際にいつ生産・出荷を再開するかはダイハツ側の判断となる。
出荷停止を解除した5車種はトヨタ自動車に供給している「プロボックス」「タウンエース(バンタイプ)」、マツダに供給している「ボンゴ(バンタイプ)」「ファミリアバン」、ダイハツの「グランマックス(バンタイプ)」。
国交省は衝突試験でエアバッグが作動するよう不正な加工をしたとして、ダイハツの3車種で生産に必要な認証「型式指定」を取り消す方針を示している。3車種はタウンエース、ボンゴ、グランマックスのトラックタイプ。出荷再開を認めたものとはタイプが異なる。
同省は、5車種を含む45車種(生産終了分も含む)について安全性を確認中で、順次結果を公表する。基準に適合していれば今回と同様、出荷停止の指示を解除する。