寒ブリ食べて北陸を応援 仙台卸売市場でPRイベント

寒さとともに脂がのってくる旬の魚を多くの人に味わってもらおうと、水産卸の仙台水産(仙台市)は19日、仙台市若林区の市中央卸売市場で消費拡大に向けたPRイベントを開いた。

 イベントは能登半島地震で大きな被害を受けた北陸地方の海産物の購入を促し、支援につなげる目的もある。

 市場の一角に設けられたブースには石川、富山両県の漁港で水揚げされた寒ブリのほか、福島県産のヒラメや青森県産のタラなど5種類の冬の味覚が並んだ。

 ブリのしゃぶしゃぶや白子鍋などのお薦め料理を紹介。しじみ汁とブリ大根の試食会もあり、訪れた市場関係者らが味を確かめた。

 県内のスーパーで販売する際には「食べて応援しよう」「北陸・石川応援企画」などと書かれたのぼりやポスターを設置し、消費者にアピールする。

 仙台水産近海特種部の鈴木潤一部長は「甘みの強いブリをはじめ、旬の味覚をぜひ味わってほしい」と語った。

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