仙台・私立小いじめ問題で保護者説明会 校長「誠意もって対応する」 第三者委調査へ

仙台市内の私立小で2018~20年、現在は市内の公立小に通う小学6年の児童(12)がいじめを受けたとされる問題で、私立小が19日、保護者向けの説明会を開いた。いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」として第三者委員会で調査する方針を説明した。

 説明会を開いたのは、青葉区の聖ドミニコ学院小。参加者によると、土井智子校長は、児童が2年生の時に重大事態の目安となる30日以上の欠席をし、3年生の途中で転校したことに「(国の)いじめ防止基本方針にのっとった対応が必要だった」と振り返った。

 学校は当時、重大事態として調査せず、昨年12月にあらためて保護者が申し立てても、すぐには重大事態と判断しなかった。

 土井校長は今後について「保護者と信頼関係を持てるよう誠意をもって対応する。第三者委の調査に協力し、(再発防止などの)提言を受けて実効性ある取り組みをする」と述べた。

 保護者によると、児童は同校に在籍中の1~3年の間、悪口を言われたり持ち物を隠されたりした。

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