米国のクラフトビールメーカー「グレートデーンブリューイング」のレストランと醸造所が19日、仙台市太白区秋保町にグランドオープンし、記念式典が開かれた。16種類のクラフトビールを造り、併設するレストランではできたてのビールと米国風おつまみを提供する。
同社は1994年にウィスコンシン州で創業したクラフトビールメーカー。宮城県の担当者から勧誘されるなど複数の縁が重なり、初の海外進出先として仙台を選んだ。
式典では創業者でもあるロブ・ロブレグリオ代表が「たくさんの人のおかげでこの日を迎えられた。これから夢に向かって一歩ずつ努力していく」と感謝と決意を述べた。
郡和子仙台市長は「秋保になくてはならない仲間だ。仙台の経済と観光の大きな発展につながる」と期待。メインバンクである仙台銀行の坂爪敏雄常務、秋保温泉旅館組合の佐藤勘三郎組合長、秋保ワイナリーを運営する仙台秋保醸造所の毛利親房社長と乾杯し、門出を祝った。
レストランでは、蔵王チーズを使用したウィスコンシン名物「チーズカード」の揚げ物や「ホヤチャウダー」など、県産食材を取り入れた米国料理を提供する。営業時間は午前11時~午後9時。