引っ越しや自宅の整理を行う際に、たくさんの不用品が出ることもあるでしょう。 不用品を処分したい場合に利用される「不用品回収サービス」ですが、国民生活センターによると、不用品回収サービスに関するトラブルの相談件数が、2021年には2000件を超えたそうです。 本記事では、不用品回収業者に3万円で回収してもらった自転車が道路に放置されていた場合、違法業者による詐欺の可能性があるのかについて解説します。 また、違法業者にだまされないようにするためのポイントについてもご紹介します。
結論：違法業者による詐欺の可能性がある
自転車を不用品として回収してもらったにもかかわらず、道路などに放置されていた場合、違法業者だった可能性があるでしょう。
実際、環境省によると、無許可の廃棄物処理業者による不法投棄などの事例が報告されているようです。
回収された不用品が不法投棄されていた場合は、業者だけでなく依頼した側も廃棄物処理法に違反するおそれがあるため、注意しなければなりません。
違法業者にだまされないようにするためのポイント
違法業者にだまされないためには、依頼する側が正しい知識を持つ必要があります。
そこで本章では、違法業者にだまされないようにするためのポイントを2点ご紹介します。
ポイントを確認することで、トラブルに巻き込まれる可能性を下げられるでしょう。
不用品は市区町村で処分する
家庭で出た不用品については、不用品回収業者を利用するのではなく、お住まいの市区町村のルールに沿って処分しましょう。
ただし、家電4品目（エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機）については、家電リサイクル法の対象品目であるため、購入した家電量販店に引き取りを依頼するなど、適切な方法で処分する必要があります。
家電4品目を含め、家庭から出る不用品の処分方法が分からない場合は、まず市区町村に問い合わせて、確認することをおすすめします。
市区町村以外に依頼する際は一般廃棄物処理業者に依頼する
不用品の量が多いなどの理由で、市区町村での処分が大変と感じる場合は、一般廃棄物処理業者に依頼しましょう。
一般廃棄物処理業者とは、市区町村の委託を受けて、一般廃棄物の処理を行う業者のことを指します。
一般廃棄物処理業者を探すときは、お住まいの市区町村のホームページから探しましょう。
また、複数社から見積もりを取り、追加料金などがかからないかを十分に確認したうえで依頼することをおすすめします。
不用品処理は基本的に市区町村で行いましょう
家庭から出る不用品については、基本的に市区町村のルールに従って処分するとよいでしょう。
なぜなら、市区町村のルールに従って処分すれば、違法業者に依頼したときのようなトラブルに巻き込まれることがないからです。
不用品処理を適切に行い、トラブルを避けるように心がけましょう。
