仙台市では、今月21日までの1週間でインフルエンザの感染者数が2週続けて増加しています。
新型コロナウイルスの感染者数も増加していて、市は基本的な感染対策を呼びかけています。
仙台市では、44の医療機関が市内5つの区にある保健所の各支所に感染者数を報告し、その結果を公表しています。
それによりますと、今月15日から21日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は664人と、前の週に比べて218人増え、2週連続で増加しました。
1医療機関あたりの感染者数は15点09人です。
仙台市は、小学校を中心に学級閉鎖などの報告が再び増加しているとして注意を呼びかけています。
また、新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は10点64人で、前の週を4点53人上回りました。
1医療機関あたりの報告数が「10」を超えたのは、去年9月以来です。
一方、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の1医療機関あたりの感染者数は2点56人で、前の週比べて減りましたが、警報レベルが続いています。
仙台市の担当者は「新型コロナウイルスは県全体での報告数も増加傾向が続いているため、今後、市内でも感染が拡大する可能性がある。引き続き換気や手洗い、必要に応じたマスクの着用など基本的な感染対策をしてほしい」と呼びかけています。