今の時期に最も旬を迎えている「仙台せり」を県内外の人たちに食べてもらおうと、生産地の名取市で「せり祭り」が初めて開かれました。
「せり祭り」は、生産地の名取市にある商業施設、「かわまちてらす閖上」で27日、初めて開かれ、午前中から多くの人が訪れました。
「仙台せり」は、根の部分が太く甘みがあるのが特徴とされていて、通常より3割ほど安い値段でせりを販売するコーナーには、開始前から多くの人が並び用意された1000束が1時間余りで完売していました。
また、会場では、「仙台せり」を使ったおでんや天ぷら、それにシェイクなどのメニューを楽しむことができるスタンプラリーも開催され、料理を味わう人たちの姿も見られました。
大崎市から家族と一緒に来ていた30代の女性は、「せりがもともと好きなので3束買いました。2歳の娘は初めて食べることになるので、香りも楽しめる天ぷらやおひたしにしてみようと思います」と話していました。
多賀城市から来ていた40代の男性は、「雑煮を食べてみましたがせりがたっぷり入っていておいしいです。自宅用にも買ったのでまだまだ楽しみます」と話していました。