水中でも発電可能 超薄型太陽電池を開発 ウェアラブルデバイスへの応用に期待

理化学研究所らの共同研究グループが耐水性と柔軟性を兼ね備えた新しい薄型太陽電池の開発に成功しました。水の中でも発電が可能です。

 1日、理化学研究所らの共同研究グループが発表したのは水中で1時間以上、安定して発電できる厚さ1000分の3ミリ=3マイクロメートルの超薄型太陽電池です。

 水に4時間浸した後も高い性能を維持し、300回伸縮させても安定して発電できる柔軟性も持ち合わせています。

 これまで太陽電池は水に弱いとされていましたが、電気の方向を整える素材をなくし、耐熱性を調べる過程で加熱処理した結果、電池内部の接着が強化されて耐水性が増したということです。

理化学研究所専任研究員 福田憲二郎さん

「水に強くなるんじゃないかっていうところをうまくデザインしてやった結果、本当にそうなっていったと。偶然から見つけた面白い発見だったなと」

 今後、屋外で使用されるウェアラブルデバイス用の電源など、幅広い分野での活用が期待されています

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