仙台市と東北大スマートフロンティア協議会は、青葉区一番町の3商店街でデジタルスタンプラリー「番ぶら3・0」を開催している。暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるブロックチェーンを活用し、集めたスタンプの数に応じて参加店で使えるポイントを付与する。29日まで。
サンモール一番町、ぶらんどーむ一番町、一番町四丁目の各商店街の計33店が参加する。運営する一般社団法人まちくる仙台によると、ブロックチェーンを活用した商店街でのデジタルスタンプラリーは全国でも珍しい。仙台市内のIT企業2社がシステムを構築した。
特設サイトから参加登録し、参加店内に掲示されているQRコードを読み取り、スタンプを集める。買い物せず来店しただけでもQRコードを読み取れる。スタンプ5個を集めるたびに「トークン」と呼ばれるポイントが200もらえる。
特設サイトを通じ、知人にスタンプラリーを紹介した際などにもらえるポイントもある。3月1~14日に1トークンを1円分として参加店で買い物時に使用できる。
まちくる仙台の石井光二代表理事(62)は「店や人との新たな出会いのきっかけになればうれしい」と期待する。参加登録は先着1500人限定。1日時点で約200人が登録している。