宮城交通は5日、仙台圏で運行する路線バスを4月1日から減便すると発表した。運転手不足や利用低迷が理由。平日は現在の1日1456便から約3・1%減らし、1411便にする方針。土曜・休日は3・9%減の1085便にする。
運賃改定も検討
路線バス事業の収支改善に向け、運賃改定を検討していることも明らかにした。
利用者が少ない3系統を廃止する方針も発表した。10月1日に仙台市地下鉄南北線八乙女駅(泉区)から賀茂神社、虹の丘を経由してJR仙台駅前に向かう系統(平日1便)、宮城県大和町の道下から泉松陵高前(泉区)を経由し、鶴が丘ニュータウンに向かう系統(平日1便)をそれぞれ廃止する。
来年4月1日には市地下鉄南北線旭ケ丘駅(青葉区)から東勝山中央を経由し、宮城学院前(同)に向かう系統を廃止する。現在は平日に13便、土曜・休日に6便を運行していて、今年4月に平日4便のみの運行に減便する。