今月4日までの1週間に、仙台市内のインフルエンザの感染者数は4週連続の増加となったほか、新型コロナウイルスの感染者数も5週連続で増加しました。
仙台市では、44の医療機関が市内5つの区にある保健所の各支所に感染者数を報告し、その結果を公表しています。
それによりますと、先月29日から今月4日までの1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は1120人と、前の週に比べて180人増えて、4週連続の増加となりました。
1医療機関あたりの感染者数は25.45人でした(前週/21.36人)。
仙台市によりますと、感染者からはインフルエンザの「A型」と「B型」の両方が検出されていて、一度、感染した人も再び感染するおそれがあるとしています。
また、新型コロナウイルスの1医療機関あたりの感染者数は16.23人で、前の週を1.09人上回り、5週連続で増加しています。
一方、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の1医療機関あたりの感染者数は1.85人で、3週ぶりの増加となりました(前週/1.81人)。
仙台市の担当者は「市内ではインフルエンザと新型コロナの増加傾向が続いているので、引き続き、こまめな手洗いや換気マスクの着用といった対策を心がけてほしい」と呼びかけています。