東北大雨宮キャンパス跡のイオンモール、25年秋開業を正式発表 地域の防災拠点構想も

イオンモール(千葉市)は7日、仙台市青葉区の東北大農学部雨宮キャンパス跡地に整備する大型商業施設「イオンモール仙台雨宮(仮称)」について、開業予定時期を2025年秋と正式に発表した。今年3月に着工し、25年9月ごろの完成を目指す。

 敷地面積は約3万3000平方メートル。鉄骨4階の店舗と鉄骨6階の立体駐車場2棟(約1300台収容)を建設する。延べ床面積は駐車場を含め計約7万5000平方メートル。店舗棟にはイオン東北の食品スーパーやテナントが入る。

 21年6月にイオンモールと公益財団法人イオン環境財団(千葉市)、東北大災害科学国際研究所が結んだ協定に基づき、地域の防災拠点として整備する構想もある。

 雨宮キャンパス跡地は13年8月、イオンモールが約220億円で取得し、18年12月に土地の引き渡しが完了した。当初は19年秋ごろの開業を予定していたが、新型コロナウイルス禍や建築費高騰の影響もあり、着工が遅れていた。

 敷地の北側にはマンション2棟が完成。西側には24年5月にも仙台厚生病院の新病棟が移転開業する予定。

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