温室効果ガス削減に取り組む9事業者を表彰 仙台市、初の「せんだいGREENアクションアワード」選出

仙台市は、市地球温暖化対策推進条例に基づき、温室効果ガスの排出削減に精力的に取り組んだとして、市内に本社や事業所を置く9事業者を「せんだいGREENアクションアワード」に選んだ。2020年4月の条例施行後、アワード選出は今回が初めて。

 表彰式が6日、青葉区のホテルであり、郡和子市長が各事業者の代表に表彰状とトロフィーを手渡した。

 省エネに力を入れる若林区の製版印刷業「高橋写真製版」の高橋千春取締役(53)は「大きな窓に手作りのビニールカーテンを取り付け、空調に負荷がかからないようにした。低予算で誰でも簡単にできる」と話した。

 条例は(1)原油換算で年間1500キロリットル以上のエネルギーを使う事業者(2)市内で自動車100台以上を所有する運送事業者-などを特定事業者と位置付け、削減計画の作成や市への報告書提出を求めている。要件を満たす事業者以外にも呼びかけ、市が3年ごとに優れた取り組みを評価することと定めている。

 今回は20~22年度に計画を立てた175事業者の実績を審査した。

 他の受賞者は次の通り。
 仙台三越、日本郵便東北支社、奥羽木工所仙台港工場、北整備本社整備工場、黄海製本、ヨークベニマル若林店、永楽交通、仙台配送本社営業所

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