イオン環境財団とイオンモール(ともに千葉市)は14日、仙台市青葉区の上杉山通小(児童976人)で育てたコナラの苗木150本を、学校近くの東北大農学部雨宮キャンパス跡地に運び入れた。同跡地で来年秋に開業予定の大型商業施設「イオンモール仙台雨宮(仮称)」の敷地内に植樹する。
苗木はイオン環境財団の依頼で2021年秋、当時の4年生(現6年生)が県民の森(利府町)で拾ったドングリから育てた。雨宮キャンパス跡地での記念式典に6年生110人が出席し、児童代表の金子統赳(のりたけ)君(12)は「これからも緑あふれる上杉地区になってほしい」とあいさつした。
イオンモールは施設の開業1カ月前に植樹祭を行い、コナラを含め48種類約3000本を植える予定。寺川守ゼネラルマネージャー(51)は「子どもたちの思いをしっかり引き継ぎ、緑豊かな環境を整えたい」と話した。