仙台・国分町1丁目に環境配慮型オフィスビル完成 骨組みや内外装に木材を使用 内覧会参加を呼びかけ

仙台市青葉区国分町1丁目の広瀬通沿いに環境配慮型オフィスビル「ウッドライズ仙台」が完成し、管理・運営会社のCBRE(東京)が26日、企業向け内覧会を始めた。オフィスの移転や拡張を検討中の事業者に参加を呼びかけている。

 ウッドライズ仙台は、みずほ不動産投資顧問(東京)が企画した再開発プロジェクト。七十七銀行グループや日本政策投資銀行などが出資した合同会社「ウッドライズキャピタル」が建設主体となり、竹中工務店が設計・施工を行った。

 特徴は木造と鉄骨を組み合わせたハイブリッド構造建築と、東北の木材を随所に使った内外装だ。環境への配慮と採算面の両立を意識。各階にはウッドデッキのあるバルコニーのほか、東北の伝統工芸や家具メーカーの調度品を活用した開放的な休憩所などがある。

 仙台市の「都心再構築プロジェクト」の認定を受け、昨年11月完成した。地上10階、延べ床面積1万118平方メートル。既に一部フロアに企業が入り、1階は住設機器販売会社のショールームの入居が決まっている。

 内覧会は26~28日、3月6~8日の日中。連絡先はCBRE仙台支店022(262)5651。

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