水素で走る電車「HYBARI」、走行実験を初公開 JR東日本

水素から作り出した電力で走る国内初の水素ハイブリッド電車「HYBARI(ひばり)」の走行試験が28日、神奈川県内のJR鶴見線で報道公開された。鉄道の脱炭素化に向けたJR東日本の取り組みで、2030年度の実用化をめざしている。

水素ハイブリッド電車「HYBARI」の屋根上にある水素タンク=2024年2月28日、横浜市のJR鶴見駅、竹花徹朗撮影

 HYBARIは水素と酸素を反応させて発電する燃料電池と蓄電池を搭載し、二酸化炭素を出さずに走る。燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を市販するトヨタ自動車や、蓄電池に強い日立製作所と共同開発し、22年3月から走行試験を続けてきた。

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