3月9日に仙台防災未来フォーラム 過去最多139団体が出展、企画<東日本大震災13年>

仙台市は9日、東日本大震災の経験や教訓を受け継ぎ、今後の防災に役立てる「仙台防災未来フォーラム2024」を青葉区の仙台国際センター展示棟や青葉山公園仙臺(せんだい)緑彩館で開く。10回目の今年は過去最多の延べ139団体がシンポジウムやワークショップを実施し、発表ブースを設けて来場者を迎える。

 テーマは「仙台枠組折り返し みんなで今できる防災」。15~30年の国際的な防災行動指針「仙台防災枠組」が掲げる減災目標の達成に向け、企業、大学、NPOなどがそれぞれの取り組みを紹介する。

 東北大災害科学国際研究所は「東日本大震災メモリアルシンポジウム」を開催する。「誰一人取り残さないインクルーシブ防災」を主題に、日常的に人工呼吸器やたんの吸引が必要な医療的ケア児の避難行動などについて、研究発表やパネル討論を行う。

 市とせんだい男女共同参画財団は、ワークショップ「女性と防災まちづくり『みんなで話そう!地域防災』」を企画。両者が主催する地域版女性リーダー育成プログラムの修了者らが、より多くの住民を巻き込む方策などを話し合う。

 震災後の被災地を舞台にした短編映画「最後の乗客」の堀江貴監督と主演俳優の岩田華怜(かれん)さん(ともに仙台市出身)のトークショーもある。クイズやゲームを通じて防災を学ぶ子ども向けの企画も予定する。

 午前9時半~午後4時半。入場無料。一部プログラムは事前申し込みが必要。連絡先は運営事務局022(722)1657=平日午前10時~午後5時。

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