世界トップレベルの研究力、国立大の「卓越大」認定要件に「学外委員の賛同」求める方針…文科省

世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」について、文部科学省は7日、卓越大認定を目指す国立大に対し、大学の運営方針を決議する際は学外委員の賛同を必ず得る体制を求める方針を明らかにした。外部の声を取り込むことを認定要件にすることで、大学のガバナンス(組織統治)を強化する。

 文科省が同日、政府の総合科学技術・イノベーション会議の有識者会議で方針を示し、2024年度に省令などで定めると表明した。

 改正国立大学法人法が昨年成立し、事業規模が大きい国立大には、3人以上の委員と学長で組織する合議体「運営方針会議」の設置が義務付けられた。文科省は合議体に学外委員を入れることも求める方針で、卓越大の認定候補1号に選ばれた東北大にも適用される。

タイトルとURLをコピーしました