【第96回アカデミー賞】長編アニメ映画賞は『君たちはどう生きるか』 ジブリ作品が21年ぶり2度目のオスカー受賞


『君たちはどう生きるか』©2023 Studio Ghibli

第96回アカデミー賞授賞式が3月11日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、スタジオジブリ製作・宮崎駿(※崎=たつさき)監督作品『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞に輝いた。 【写真】『君たちはどう生きるか』 スタジオジブリの作品が、同賞に輝くのは、第75回アカデミー賞の『千と千尋の神隠し』以来21年ぶり2度目となる(宮崎監督作品としては、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『風立ちぬ』に続く4度目のノミネートだった)。 宮崎監督が長編作品からの引退を撤回し、原作・脚本・監督を手掛けた本作。少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用し、自伝的要素を含むオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー映画だ。公開日まで一切詳細情報を明かさない異例のプロモーションも話題を集めた。主題歌は、米津玄師による「地球儀」。山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、木村拓哉らが声優を務めた。 昨年12月、『The Boy and the Heron(少年とサギ)』のタイトルで、北米公開されると、週末興行ランキングで初登場1位に輝き、スタジオジブリ作品最大のヒットスタートを切った。批評家からの評価も圧倒的で、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ、数々のオスカー前哨戦でアニメ映画賞を受賞。その勢いはアカデミー賞まで衰えず、有終の美を飾った。

【『君たちはどう生きるか』海外での主な受賞歴】 「第89回ニューヨーク映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞」作品賞トップ10 「第49回ロサンゼルス映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「第44回ボストン映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「第36回シカゴ映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「フィラデルフィア映画批評家協会賞」アニメ映画賞、外国語映画賞 「第28回サンディエゴ映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「第28回フロリダ映画批評家協会賞」作品賞、アニメ映画賞、作曲賞(久石譲) 「第81回ゴールデングローブ賞」アニメ映画賞 「第44回ロンドン映画批評家協会賞」アニメ映画賞 「第51回アニー賞」長編作品ストーリーボード賞、長編作品キャラクター・アニメーション賞 「第77回英国アカデミー賞」アニメ映画賞 

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