サントリー、被災地活性化へ助成37件 岩手、宮城、福島で活動の団体・個人

サントリーホールディングスは7日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県で地域活性化を目指す団体・個人を応援する「シン・みらいチャレンジプログラム」の支援先計37件を発表した。4月から最大3年、1件につき年間100万円を上限に助成する。

 2011年から同社などが被災地で継続している「東北サンさんプロジェクト」の一環。21年に始めた「みらいチャレンジプログラム」では、被災3県で計110の団体・個人に総額1億円を支援した。

 サントリーの山縣哲東北営業本部長らが県庁で記者会見し、「活動が地域に根付くまで、継続的にサポートしたい」と述べた。

 NPO法人まなびのたねネットワーク(仙台市)は22年5月、石巻市内に「しゅろハウス」を開設し、高校生を中心とした若者の居場所づくりに取り組む。伊勢みゆき代表理事(50)は「若者が地域住民や全国の人と交流できるように役立てたい」と意気込んだ。

 県内のほかの助成先は次の通り。(かっこ内は主な活動場所、敬称略)

 赤坂芳則(東松島市)▽島田暢(石巻市)▽西城潔(東松島市)▽千葉直美(石巻市)▽末永拓郎(石巻市)▽一般社団法人スタンドアップ亘理(亘理町)▽一般社団法人東北シティジャズヒストリー(仙台市)▽ワインツーリズムさんりく実行委員会(南三陸町)▽戸倉SeaBoys(南三陸町)▽一般社団法人とおがったプロジェクト(白石市)▽一般社団法人しおかぜホーム(松島町)▽一般社団法人女川未来会議出島プロジェクト(女川町)

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