米アップル、アプリ開発者の直接販売容認 EU規制対応で

[ブリュッセル 12日 ロイター] – 米アップルは12日、アプリ開発者が同社のアプリ市場を経由せず直接消費者に販売することを認めると発表した。

先週発効した欧州連合(EU)の「デジタル市場法(DMA)」に対応したもので、欧州地域限定の措置。DMAは大手IT企業に自社サービスの優遇を禁じて公平な競争を促しており、アップルが開発者に対して必ず自社のアプリ市場での販売を義務づけ、最大で30%の手数料を課す仕組みも問題視されていた。

今後欧州では開発者が独自のサイトを通じて消費者に、iPhone(アイフォーン)を含めたアップルの機器向けアプリを販売できるようになる。

ただこうした開発者は、アップルが設定したさまざまな条件を満たし、同社からの承認を受けなければならない。また開発者がアップルのアプリ市場や決済システムを利用するかどうかにかかわらず、ユーザーアカウント1件ごとに毎年0.5ユーロの「中核技術手数料」が導入された。

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