村井嘉浩知事は18日の定例記者会見で、多賀城市の「多賀城碑」が今秋にも国宝(古文書)に指定されることに「素晴らしいビッグニュース。東北、宮城の財産として後世に守り継いでいくとともに、観光などのPRにも大いに活用したい」と喜びを語った。
石巻西高(東松島市)の女性教諭=当時(32)=が同僚教諭からパワーハラスメントを受けて自殺した問題で、県教委がパワハラに関する懲戒処分基準に「免職」規定を追加したことには「県教委は強い決意で再発防止と信頼回復に努めてほしい」と話した。
県教委が同僚教諭を停職3カ月の処分とした一方で、女性教諭の遺族が第三者委員会の検証を求めていることには「踏み込んだ検討や事実関係の調査をした上で処分を下したと思っているが、遺族の意向も聞きながら県教委でよく判断してほしい」と述べた。
2019年の台風19号豪雨で浸水被害をもたらした阿武隈川支流の尾袋川と小田川、高倉川、雑魚橋(ざっこばし)川について、22日に国の「特定都市河川」に指定すると表明した。角田市を中心とする流域5市町などと流域水害対策計画を策定し、堤防強化などを進める。