多賀城碑 原寸大レプリカで国宝内定を祝う 今月末まで、多賀城市役所と東北歴史博物館で展示

国の文化審議会から国宝指定の答申を受けた多賀城市にある「多賀城碑」の原寸大レプリカが、同市の東北歴史博物館と市役所1階で展示されている。3月末まで。

 実物と同じ高さ196センチ、最大幅103センチ、厚さ72センチで、碑文の字体や傷も忠実に再現。実物は木造の覆屋に保護されているが、レプリカでは側面や背面も間近で見ることができる。

 博物館の常設展示スペースにあったが工事で公開休止中だったため、国宝内定を受けて急きょエントランスに移動。担当者は「近くで文字の一つ一つの掘り方や大きさを確認してほしい」と話す。古代多賀城で使われていた食器や甲冑(かっちゅう)の復元品も24日まで見られる。

 レプリカの展示は博物館が午前9時半~午後5時(月曜休み)、市役所が午前8時半~午後5時15分(土日休み)。入場無料。

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