【ワシントン共同】世界の主要金融機関が加盟する国際金融協会(IIF)は26日までに、2月の中国株式市場が2023年7月以来、7カ月ぶりに海外投資家による資金流入超過となったとする報告書を公表した。中国市場から流出した投資資金が日本株の押し上げにつながったとの見方もあり、中国に資金が戻れば日本株にとって逆風要因となる可能性もある。
IIFによると、23年8月から今年1月までの6カ月間で中国株は計340億ドル(約5兆1千億円)の資金流出となった。
2月の中国株は96億ドルの資金流入に転じた。IIFは「全人代の景気刺激策が市場の期待に沿えば、中国株の売買はさらに増える」と指摘している。