シャオミ、電気自動車も「大陸の失敗」…テスラS級なのに価格は破格

SU7の実際の技術力は販売と試乗が本格化して検証される見通しだ。これまでのシャオミの発表によると、独自開発した人工知能(AI)基盤の自動運転技術をSU7に搭載したが、レベル3(条件付き自動運転)またはそれ以上の水準とされる。現在レベル3を商用化した自動車メーカーはベンツとBMW程度だ。シャオミは今回発売した電気自動車をシャオミの既存のスマートフォンや家電機器などと連係して生態系を拡張する戦略とみられる。

◇BYD、1万ドルの超低価格電気自動車の南米販売突入

テスラを飛び超え2023年10-12月期に電気自動車世界1位に上がったBYDは、超低価格電気自動車に集中し価格競争に火を付けている。BYDは昨年発売した小型電気自動車「シーガル」の価格を今年に入り5%以上下げた。シーガルの価格は6万9800元で1万ドル以下の電気自動車市場を開いた。20~30代の消費者を狙ったシーガルは発売7カ月で販売20万台を超え大人気を呼んでいる。中国内需市場を掌握したBYDは今年初めからブラジルなど南米市場で小型電気自動車販売を始めた。ロイターは最近「BYDが電気自動車価格引き下げ戦争をあおっている。収益性が低くなっても部品単価を低くする余力があるだけにBYDが今後価格をさらに低くすることもできる」と評価した。予想以上の価格に?

住友不動産販売予想以上の価格に?

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世界の電気自動車市場の成長が鈍化する中で中国の電気自動車の躍進はさらに際立って見える。テスラと現代自動車など電気自動車市場の主導者が緊張する理由だ。米国自動車工業会が先月報告書を通じ「中国政府の全面的な支援を背景にした安い自動車が入ってくるのは結局米国の自動車を絶滅水準に追いやる事件になりかねない」と警告したのも同様の脈絡からだ。

米国と欧州連合(EU)では中国製電気自動車に関税を課すべきという議論が盛んだ。トランプ前米大統領は「中国の電気自動車に必要な場合10%以上の追加関税が必要だ」と主張している。

しかし追加関税にも中国の電気自動車の世界市場拡張は当分阻止しにくいだろうという見通しが多い。これに伴い、現代自動車などはジェネシスなどプレミアムブランドの電動化モデルに力を入れている。超低価格市場では中国と競争するのが難しいとみるためだ。大林(テリム)大学未来自動車学部の金必洙(キム・ピルス)教授は「中国のスマートフォンが勢力を伸ばしたように電気自動車も今後2~3年は世界市場で急成長するものとみられる。テスラなど既存の電気自動車メーカーも価格引き下げなどで積極的に対応するものとみられる」と話した。

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