「エスカレーター歩かないで!」 地下鉄仙台駅でキャンペーン 事故は年間20件ほど発生

仙台市交通局と全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(東京)は26日、エスカレーターの適正利用を呼びかけるマナーアップキャンペーンを青葉区の市地下鉄仙台駅で実施した。全旅連青年部が全国9カ所で一斉に展開する啓発活動に市交通局が協力した。

 局職員12人と県内の青年部メンバー6人が午前7時45分から約30分間、JR線と乗り換える通勤・通学客の利用が多い東改札の近くで「エスカレーターは歩かずにご利用ください」と声をかけ、ポケットティッシュを配った。

 交通局によると、エスカレーターで毎年20件前後の事故が発生。歩きながら利用して足を踏み外したり、酒に酔った人が転んだりする例が多く、2023年度も昨年12月末までに21件あった。

 温泉リゾート運営の一の坊(青葉区)の駒井稜太郎取締役(27)は「外国人旅行者は片側を空ける日本独自の慣習は知らない。両側に立ち止まって利用してほしい」と訴えた。

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